通関士の一発合格を目指すための3つの準備

通関士の資格取得を目指す方であれば、「絶対に一発合格する!」と誰もが心に決めて臨まれると思います。
受験するからには誰もが最短ルートで行きたいと思うのは当たり前のことですし、そもそも通関士の資格試験は科目合格制度もなく年1回実施の試験となっているので、もし不合格だった場合、次の年にはまた同じ勉強を続ける必要があり、ハッキリ言って2年目以降はモチベーションが続かないです。
なので、必然的に一発合格を目指す必要があるのですが、試験対策を始める前に必ず行っておくべき3つの準備があります。
ココをおそろかにしてしまうと、一発はおろか、何発打っても合格は困難と言っても過言ではありませんので、通関士を目指すと決めた方は以下にご説明する内容を事前に実践するようにしましょう。
その1:自分自身の学力を知る
まず、通関士試験を目指すにあたり、あなた自身の学力を把握しておく必要があります。
例えば、仕事として通関業者で働いている方とまったくの異業種で貿易や通関業務に関する知識ゼロの方とでは、ベースとして持っているものに大きく差が出ます。
また、法律系の資格試験の受験経験がある方とまったくない方とでも学習の進め方、理解の仕方の面で必ず差が出てきます。
学力把握をせずに、受験経験者向けの通信講座やテキスト・参考書で勉強を進めてしまうと確実に「分からないところが分からない」といった負の状態に陥ってしまいます。
知識や経験が全くない方であれば、通関士の試験対策を始める前に貿易・通関業務に関することが体系的に学べる入門書を先に目を通しておくなどして、その後の学習がスムーズにいくようにしておく必要がありますし、通信講座で試験対策をするのであれば初学者向けの基礎カリキュラムがしっかりとあるものを選ぶとよいでしょう。
その2:勉強方法を決める
大きく分けると、「独学」「講座受講」の2択になってきますが、この勉強法に関してはあなたの中での資格取得の優先度、自己投資出来る予算、そして学習スタイルに応じて検討する必要があります。
資格取得の優先度
業務でどうしても取らないといけない、就職・転職をするための武器として絶対に必要、といった理由で資格取得の優先度が高い方は、必然的に合格する確率が高い勉強法を選ぶ必要があります。
独学での試験対策でも合格を目指すことは可能ですが、出題傾向を踏まえた学習や法改正に関するその年度の試験で重要となる点においては、資格スクールが行っている通関士講座のほうに分があるため、相対的にも講座受講で試験対策を行ったほうが合格する確率は上ります。(確率が上がるだけで絶対ではない点ご注意を)
そういった点を踏まえて、勉強法を選択する必要があります。
自己投資出来る予算
どれくらい予算として使えるのかも勉強法を決める上で重要な要素となるので、その点を踏まえた選択をしていく必要があります。
ちなみに、独学/通信講座/通学講座の場合では、およそ以下の予算をかかってきます。
学習スタイル | 予算 | 内訳・内容 |
---|---|---|
独学 |
10,000 〜 20,000円 |
主にテキスト、過去問題集、予想問題集などの購入費用。 |
通信講座 |
50,000 〜 200,000円 |
講義なしの講座で10万円以下、講義付き講座で10万円以上が相場。また、初学者向け、受験経験者向けで値段は変わってきます。 |
通学講座 |
150,000 〜 250,000円 |
基本的に講義付き。通信制よりは費用はかかります。こちらも初学者向け、受験経験者向けで値段は変わってきます。 |
独学での試験対策だとかかっても2万円以下となりますが、講座を受講した場合は講義の有り無しでも変わってきますが、平均10万円前後は費用としてかかってくることになります。
学習スタイル
机に向かって腰を据えて学習する方、逆に通勤・通学中などの時間を中心に学習される方など様々あると思います。また、テキスト・参考書のみで進めるスタイル、講義を見ながら聴きながら学習を進めるスタイルなども考慮に入れる必要があります。
ちなみに通信講座では、最近だとスマホやタブレット端末で講義が視聴出来たり、ミニテストが出来るといったWeb学習システムが備わっているところが多いので、そういった点も踏まえて選んでいくとよいでしょう。
その3:学習計画を立てる
あなた自身の状況や環境を踏まえたうえで、1日の勉強時間を計算しいつから試験勉強を始めるかの計画を立てる必要があります。
通信講座を受講される場合であれば、その辺りの学習計画がすでに組まれているものが多いので、その計画に沿って進めればよいですが、独学で行う場合は、先にご説明した自身の学力に応じて試験対策の開始時期を決めなければいけません。
当サイトの「通関士の試験合格に必要な勉強時間」の記事でもご紹介しておりますが、通関士試験に合格するための勉強時間としては、資格試験の学習に慣れてる方で500時間、慣れていない学習未経験の方だと700時間は必要となります。
学習期間が短くなればなるほど、1日の勉強時間も多く必要となってきますので、その辺は現実的に可能なラインで線引きをしていかなくてはいけません。
万全の準備 ≒ 通関士一発合格
以上、3つの準備について説明をさせて頂きましたが、一般的にも物事を成し遂げるには「準備8割、作業2割」と言われるように始めるまでのステップが非常に重要です。
準備が完璧に出来ていれば、あとはそれを愚直に実践すればいいだけなので、遠いと感じていた目標もより近く感じることが出来ます。
これまで準備をおろそかにしていた方、準備はしていたけど詰めが甘かった方は、これを機に試験対策前の準備を行っていきましょう!
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また、回数無制限の質問受付などサポート体制も万全なので、初めて通関士の学習をされる方も安心して試験対策が行えます。
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